見事！

“有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。”
ハンス・フォン・ゼークト
ドイツの軍人の統率術らしいですが、至言ですね。
有能な怠け者は、人に任せるという術を知ってます。ポイントだけ押さえておけます。したがって、トップ向きですね。
有能で勤勉だと、全部自分で把握してやらないと気が済まない。しかしトップには成れません。人に任せるのは気が気でないから。
無能な怠け者は、言われた事は出来ます。配慮は無いですけど。しかし、大きな失敗も出来ません。考えて無いので。（笑）
問題の、“無能で勤勉”だと、仕事を増やすだけですね。確かに迷惑。で、美徳である勤勉さを鼻に掛けて行動をリファイン出来ないから、動きがあちこちにとっちらかって仕方がない。無能だからテンパってわめき散らしたり、イライラして人にあたったり、迷惑千万！話をややこしくして、余計に面倒になる。（笑）
銃殺だよね。確かに。（笑）
言葉は悪いですけど、一見良さそうに思えるモノが、危険という点をハンスさんは言いたかったんでしょうね。そして、悪そうに思える怠け者も、状況によっては良いと。
まあ、有能な怠け者のそれは、いわゆる怠惰とは違いますね。
よく見て動く事で、色々気付いていけますね。