小林信一ソロ弾語りライブin福岡
- 2014/10/27
- 21:51
先日の25日の土曜日に、福岡長浜の音島さんで、私の師匠の小林信一氏の弾き語りライブがありました。
とてもアットホームな感じで、カチッとした演奏会とは異なり、文字通り音楽って音を楽しむって事なんだなと感じる一日でした。
以前私は、クラシックの演奏者と競演した事もあるのですが、クラシックの演奏会って異常な緊張が走るんですね。確か途中でミスって演奏投げた記憶があります。(笑)
何故緊張するのか?といえば、ミスが許されないような状況が続くという事と、オーディエンスが「乗らない」という事でしょう。
正直、これって演奏して何になるのかな?と終わってから考え込んだ思い出がありますね。音を楽しめなかった。
しかし、今回のライブというか何というか、その集まりは、当に「日常の延長」でした。(笑)
勿論、カチッと組んだライブも良いですけど、小規模の集いの時は、「皆で楽しむ」という事に主眼が置かれた方が自然と思います。
でも、それをやれ、と言われても、場数を踏んでいないとこれはこれで難しい。どうしても四角四面でモノを考えてしまう。
昔、河島英五さんのライブ映像を観た時にも感じたのですが、彼のライブも今回のライブと似てましたね。なんというか、お客さんとの距離感が近いんですね。これって楽しい。ストリートライブというか、バナナの叩き売りというか、こういうやり取りの中でこそ生まれる空間ってあるんだなと、再認識させられるライブでした。
当日の天神は偶然ハロウィンで街中コスプレのネーちゃんニーちゃんが蠢いていましたが、人間って何処かで「非日常的」でありたいという願いが普通ではない光景を生み出すのかな?などとも付随して考えてしまいました。
でも、それはやはり普通じゃない。普通じゃないという事は長くは続かない。まあ、イベントだからそれでいいんですけど、普通じゃない事を求めるよりも、普通なんだけど普通じゃないモノの方にこそ奥行きがあるように感じてしまうのは何故なのだろう・・・。
演奏の原点ってそこにあるように思いました。
今回は、師匠小林のギターもそうですが、何といっても歌が凄かった。こんなに上手かったっけ?と改めて驚きました。
一緒に演奏して下さった「星影」の井上さん、沙矢香さんも良い感じでした。
今回数曲、隣で7弦アコギなどを弾かせて頂き、感じた点なのですが、私は何故か「路上」に出たくなりました。ストリートライブですね。ちょっと計画してみます。
世の中にはいろんな意味で凄いってありますけど、やっぱり凄いですね。師匠小林は。
ありがとうございます。
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