クレーム
- 2016/01/24
- 07:00
その立場に居ないなら、文句は言えない。
まあ、色々ありますね。
言えるのは、文句を言う前に「その身になる」事は大切と。
例えば、柵になった魚しか知らない料理人が居たとする。
私的にはそういうのは、「自称料理人」ですけどね。魚は柵で泳いでると思っている。
傷があったり、血が回っている個体があったとする。
そしてクレームを出す。
勿論、それはそうなのだが、活魚がどんなもんかが分かれば、対応が変わるだろう。
個体差があり、変形もあり、魚の中にも色々居るのだ。
少しそういう事が分かっていれば、クレームの「出し方」が変わる。
目利きという世界がある。そういう身の状態を魚をさばかなくても「想定」出来る人を目利きの良い人という。
(笑)養殖モノを使っておいて、そのクレームは何だよ?っていう事を言う人が居たとして、笑われるのは発言したその人。本当の料理人なら、分かる。
そう、クレームの質がある。
そして、本当の料理人は、イレギュラーに対する対応が見事です。クレームの前に、そのイレギュラーの食材にどうやって対応出来るか?を考える柔軟性がある訳ですね。
どうすればその落差を回避出来るか?
知るしかない。柵の状態ではなく、活魚を知る。流通を知る。広く状況が分かれば、自分の目の前にある柵が何なのかも理解出来るだろう。
恥ずかしいクレームは身を滅ぼすね。
洞察力の無さをアピールする訳ですからね。
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