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障害

最近、自閉症(知的障害者)の支援ボランティアに週一回参加しています。音楽家としての支援ではなく実際のボランティアで行きます。

自閉症という言葉を我々が聞くと、引き篭もりと勘違いしてしまうのですがそうではなく、先天的な障害により治療不可能な障害、それを自閉症と言います。

障害者というのは何処障害なのかというラインを引くのが非常に難しい事でもあるのですが、社会一般的に見て「自立が困難」であったり一般的な事を行なうのに「支障がある」場合に障害者と呼ぶのが普通のようです。葛城が何でそういった事を行なうのかというと、色々と勉強になるからですね。

例えばどういう点が勉強になるのかというと、障害者でも働かないといけない訳ですが立派に働けるようになる為に「支援」するという項目があるんですが、まあ簡単な仕事を行なう訳ですね。

私が行っている施設では、割り箸を袋に入れる仕事を彼らは懸命に行なっているのですが、それでも依頼した業者から「苦情」が来る事もあるんです。「血が付いていた」とか「入れ方が汚い」とかで様々ですね。

「障害者なんだからマケてやれよ!」と我々は勝手に思わなくも無いのですが、それが甘さ!基準に達しないというのは障害者であっても許されない事。それが厳しさですが確かに現実ですよね。

でも彼らは一生懸命基準に達するように「努力」する。きっと我々が簡単にする仕事の何倍もの努力をして・・・。

生きるという事は凄いな!と私はそういう現場を見ると思ってしまうのです。彼らの場合は「どんな仕事がしたいか?」ではなく「どんな仕事が出来るか?」なのですが、凄く立派だなと思うのです。心から。

今の世の中には引き篭もりとか、ニートとかなんとか色々居るようだけど、一日の当たり前の事、歯を磨く、服を着る、食事をする、トイレに行くなど「当たり前の」事を一日かけて一生懸命やっている彼らと接すると確かに人生観は変わるよ。

彼らは決して障害者ではないと思う。自分を投げずに生きてるんだから。と励まされる葛城であった。
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Ace.Katsuragi

Author:Ace.Katsuragi
単車とギターと聖書研究の日々...。それに加えて、魚とデントリペア...。

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